「セルフコーチングをして、自分を知る」

利隆屋あやの:環境を整えた後は、4つ目のステップ、セルフコーチングをマスターします。実歩さんに伺いたいのですが、セルフコーチングってどのようにされていますか?

鈴木実歩:セルフコーチング…無意識に常にやっているかな。嫌な事とかが起こっても、なんで私こう思っているんだろうとか。

利隆屋あやの:自分の思っている感情にフォーカスして、その解決策を自分で考えていくイメージでしょうか。

鈴木実歩:そうだね、自分自身に何故?をずっと問いかけている。例えば、人と話した時に嫌な気持ちになった時に、なんで嫌だと思ったんだろう、何が嫌だったんだろう?って考えるから、出来事に対しての苛立ちとか、そういうのは少なくなった。

利隆屋あやの:昔からそういった習慣がありましたか?

鈴木実歩:ううん、全然なかった。コーチングを知ってからだね。コーチングの基礎を知って、自分自身に問いていく、質問に変えていく、要するに引き出して、自分自身を導いていくことを自分でやっていけるようになった。

私は30歳になるまで、自己啓発の本も読んだ事がなかったから、思考が現実化するとか、他人は鏡だとか、言霊とか、そういう概念を知らなかった。だからそれを知っている人達ってすごく得だなって思って。 今起こっている事からも学びを取れるし、発言にも最初から注意出来るし。だから知らないのが一番怖いよね。“悪い人よりも知らない人の方が本当は悪だ”という内容を本で読んで、確かにそうだなって。知らない人は無知ゆえにいろんな人を巻きこんだりするし、無知ゆえに自分自身を巻きこんでしまう。

インタビュアー:自分が知らない事を知らない、ですね。

鈴木実歩:そう。入ってくる情報が全然違うよね。自己啓発って 学んでも豊かにはなれないって言う人はいっぱいいるけど、私は世界の構造を捉えることだなと思っていて。つまり人は、自分自身が持っている概念で生きているから、例えば文句を言う事ですっきりするっていう世界の構造の中にいたりとか、男は経済力があって女性に払うべきだって世界にいたりとか、そういう構造に生きていたらそこの中のルールでしか生きていけないんだよね。でも長く読まれ続けている自己啓発本って、真理だからこそ長く続いているわけじゃない?その場のテクニックとか流行り廃りじゃなくて、普遍的な変わらないことだから。そのルールを紐解いてくれている教科書があるにも関わらずそれを手に取らなくって、違う思い込みの構造の世界ばっかりに目を向けていたら勿体無い。

「メンターは自分と向き合った先に初めて出会える人。」

インタビュアー:実歩さんがメンターを見つけたのはどのタイミングですか?

鈴木実歩:私は、30歳の誕生日の時に学びにいったトゥモさんという起業支援をされている方が初めてのメンター。彼のセミナーに通って、彼のメルマガを読むようになって、彼が言う一言一言が、そういう考え方あるんだ!って、視点のパラダイムシフトが起こる感じでした。私は当時全くそういう生き方があるって知らなかったから。

仕事を楽しそうにしているっていう時点で凄いパラダイムシフトだったし、 月100万円を稼いでいて、自由に平日旅行に行けるっていう生活で、それは当時の私からするとそんな生活ってありえるんだっていう衝撃的な世界だった。

インタビュアー:メンターが見つからないって方っていらっしゃいませんか?

鈴木実歩:どう見つけましたか?と聞かれる事は多いかな。
現状の現在地を知った後に、初めて自分の枠の外の人に出会えた衝撃を受けたりするんだよね。自分の世界をそもそも知らなくて、自分の視点の狭さ、視野の狭さを知らなかったら、どれだけ素晴らしい方に出会えてもそれが自分に必要な人かはわからないんだよね。その人が言ってくれている言葉を聞く耳さえ持ってない。

利隆屋あやの:素通りしてしまうんですよね。

鈴木実歩:そうそう。メンターが見つからないっていう人は、現状把握していないんじゃない?メンターっていうのは自分と向き合った先に初めて出会える人。自分と向き合う前にメンターには出会えない。本当の自分と出会えないのに外に素晴らしい人求めるっていうのはやっぱり難しいんだろうね。

利隆屋あやの:私自身も、現状を自覚していない時はメンターの存在に気付けなかったです。CA受験をしている時に、CAスクールのおじいちゃん先生がいらっしゃって、とても可愛がってくださっていたんですけど、直さなきゃいけないところを全然受け入れられなかったんです。例えば目がきついとか言葉がきついとか、動きが遅いとか女性らしくないとか。そういったことを言われても、えっそんな事ない、って。

鈴木実歩:反発心があったんだね。

利隆屋あやの:はい。反発心が出て、注意も受け入れられず、自分のやり方ばっかりに固執するので、全然受からない。

鈴木実歩:そうよね。ちなみに、メンターは1人付けるようにオススメしているの?それとも複数人?

利隆屋あやの:ミッションを決めた時に、その目的に合ったメンターを付ければいいと思っています。同時期に2人いることもありますし、直接会った事の無い方でもいいと思います。目的に合ったメンターを見つけるのが重要かと思います。

「お2人からの一言メッセージ」

利隆屋あやの:望む未来は叶えられます。その時に、サポートしてくれる人が必ず現れる。その時にぜひ、頼ってみてください。素直になってみてください。会いにいってみてください。そういった行動を辞めないことが、ヒロインになる秘訣です。

鈴木実歩:今どんな状態にあったとして、最終的に笑えていればいい。ネタにできればいい。
もしも今辛いことがおこっていても、あなたに、必要なことがおこっているはずだから。私たちのように、いつかネタとして笑える日がくる。
色んなことがある自分の人生の、その時々のフェーズを楽しんでいきましょう。

ゲスト:鈴木 実歩 (すずき みほ)さん

1983年生まれ、静岡県出身・東京都在住。10年間の”会社員生活”に終止符を打ち、2014年11月、クライアントゼロから「未来シフト・コーチング」という肩書きで起業。独自のインターネットマーケティング・SNS活用術をフルで駆使し、あっという間にソーシャルメディア起業界を代表する存在となる。
ホームページはこちら>> http://miraishift.com/

IMG_0035-

ホスト:利隆屋(りこうや)あやの さん

1981年生まれ。岐阜県出身の父と沖縄県出身の母の長女、弟が二人。女性は誰でも人生のヒロインになれるというポリシーにより、3ヶ月で行動とマインドを底上げするヒロイントレーニング理論を確立し 【ヒロイントレーニングコーチ】 として活動中。
子供の頃からの夢が何歳からでも叶えられると、40代2児ママをCAに合格させるなど、動ける力が身につくコーチングを行う。『気がつかない視点で意識を変えること』が得意。