仕事をしていて
同僚の対応が気になっても、言葉をのみこむ。
忙しくても、仕事を頼まれたら断らずに受ける。
そんな行動が習慣化していることはありませんか?
一見すると、このような対応は
大人としてスマートに見えるかもしれません。
ですが、 「自分らしい働き方をしたい」
そう思うなら、上記のような対応はおすすめしません。
なぜなら、(一見スマートな対応ができても)
気持ちは簡単には「なかったこと」にはできないんです。
表面上は「気づかないふり/なかったこと」にできても、
心の本音では「困ったな、嫌だな」と不満が溜まっていきます。
こんな風に、
大人の対応をして自分の気持ちをおいてけぼりにしてしまうと
ある日限界を超えて
心も体も何も感じなくなってしまう
なんてことににもなりかねません。
食べ物も、食べるだけ食べて
消化もされずお腹に溜まったままでは
腐っていき体に悪影響を及ぼします。
気持ちも同じで
なかったこととして蓋をすると、どこかで爆発してしまうのです。
頑張っていれば「人から認めてほしい」とそう思うのは自然なこと。
私も、仕事と子育てに日々向き合っていると
夫の何気ない「ありがとう」の一言や
子供の笑顔ひとつで気持ちがグッと 前向きになります。
仕事をしていれば、いろいろな人とコミュニケーションをとり
時には自分が予想しない反応があることもあります。
イラッとしたり、ムッとしたり
悲しくなったり、嬉しくなったり。
そんな感情の変化は当たり前の出来事です。
大事なことは、常に「自分が感じたことを否定せずに受け止めること」
ポイントはジャッジしないことです。
例えば
「〇〇さんからありがとうと言ってもらえなかった。 でも、こんなことで悩むのは良くない。 別にありがとうが欲しくてやったわけじゃないからいいか。」
こんな風に、ジャッジはしないようにしましょう。
その出来事に対して 自分はどう感じているのか 言葉にして認識する。
このプロセスを通して 人は自分の気持ちを受け止めて消化していきます。
先ほどの例でいえば
「〇〇さんからありがとうと言ってもらえなかった。
さみしい。私も認めて誉めてほしかった」
こんな風に事実と気持ちをシンプルに書き出してみます。
気持ちを押し殺して
自分自身に「正しさ」を振りかさず前に
まずは自分の気持ちを受け止める。 これが最初の一歩です。