大人になる過程で、
人は知らないうちに「こうあるべき」という思い込みが積み重なっていきます。
時に、「憧れ」は
人生の重荷になることもあります。
ですが多くの人が憧れ支持される生き方が
あなたにぴったりの生き方とは限りません。
自分の人生のヒロイン(主人公)になるには、
定期的に自分の生き方をアップデートする必要があります。
私にとって一家での移住は
「生き方をアップデート」するためでもありました。
(数年前に、我が家は都会から少し田舎へ移住をしています)
私にとっての「生き方をアップデート」することは
競争を手放し上を目指す人生を手放すことでした。
起業してから、「集客数・売り上げ・社会的注目度の高さ・実績・メディア掲載」など
自分の能力や自分の凄さは全て比較の中。
常に上を目指すこと、自らを評価する人生を送ってきた気がします。
目標は怖いから下げたくないを繰り返していた気がします。
そんながむしゃらな時期も私には必要なものだったと思います。
ですが当時はそんな風に違和感を感じながらも、
何を指針にすればいいのかつかめず試行錯誤していました。
移住を本格的に考えたのは3人目の娘の出産でした。
彼女は病院ではなく自宅で出産したのですが、
自分の刷り込まれた常識(病院で産むことが唯一の方法)にとらわれず
自分がやりたいこと(自宅出産)を選ぶことで、
自分の視野がぐっと広がったのです。
そして自宅出産をした際に、
体が勝手に一番楽だと思える体勢を見つけるという体験をしました。
自分がどうしたいのかは、
頭ではなく体が教えてくれることを深く実感した瞬間でした。
この経験を通して、
「人は、自身が思っている以上に素晴らしい可能性やパワー持っていて、
外からの評価に頼らずに自分を信じてもいいのではないか」と腑に落ちたんですね。
その体験から、もっと大地の力を実感できる場所で暮らしたいと素直に感じ
移住を決め生活の拠点を移しました。
「何か社会で評価されるような事実があろうがなかろうか、
人が生き抜いていくための必要な力は、すでに体に備わっている」
と実感できたことで、私は生き方をアップデートできたように感じます。
かつては刺激的で楽しかった生活スタイルも、
ライフステージが変化すれば違和感を感じてしまうこともあります。
年齢を重ねて頭で考えてしまうことが増えてしまったら、
子どもの時、何をしているのが幸せだった?
と問いかけてみてください。
そこに、今あなたが望む生き方のヒントがあるかもしれません。